フィリピン最大の商業銀行の1つが中央銀行の規制に準拠した双方向(売買が可能)の仮想通貨ATMをローンチする事が報じられました。このプロジェクトはフィリピン政府の規制サンドボックスの一部として実施されます。発表では、特定のコインは記述されていません。6日にPhillipinnes Starが報じました。
協業はCoins.ph
300以上の支店を持つ国内最大の銀行の1つであるユニオンバンク(Unionbank)は、マカティ市の「The ARK」というコンセプトブランチにATMを設置する予定です。
このマシンが中央銀行、Bangko Sentral ng Pilipinas(BSP)が設定した規則に従う、国の最初の仮想通貨ATMであると報じられています。ユニオンバンクはフィリピン人に革新的な解決策を提供するためにBSPと協力してきました。ユニオンバンクの頭取であるJusto A. Ortiz氏は以下のように述べています;
「仮想通貨の使用を含む、進化する顧客のニーズや嗜好に応える銀行の継続的な探求において、当ATMこれらの顧客にペソを仮想通貨に、またはその逆に変換する代替チャネルを提供します。」
ユニオンバンクは、仮想通貨ATMに地元の仮想通貨取引所Coins.phと提携しました。2014年に設立されたCouns.phは、2018年5月時点に500万人以上のユーザーを擁しています。
銀行の仮想通貨ATMの写真は、1月17日にツイッターユーザーMike Abundoに紹介されています。
Crypto ATM spotted at @UnionBankPH‘s main branch. 🤖
(Hat tip to my friend @mcnmorales.) pic.twitter.com/Bt3mVTThDD
— Mike Abundo (@MikeAbundo) 2019年1月18日
「2017年2月6日付けの発令No. 944を通じて、正式な規制アプローチが採用されました。この発令は仮想通貨取引所のガイドラインとなります。(その定義は)フィアットをVCに、またはその逆に変換する機能を提供する活動に従事する事業者を指します。」
2017年の規制当時にBSPは、ビットコインを含む仮想通貨を「支持するつもりはない」ことに留意しました。「金融サービスの提供、特に支払いおよび送金に使用される場合」の規制を目的としていると強調しました。
昨年11月、中央銀行は7つの仮想通貨取引所に暫定的なライセンスを発行しました。当時、40以上の申請を評価していると述べていました。